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Sunday, September 2, 2007

リウマチと私(#2)エンブレル1回目。

近頃夜寝ていられないほど体が痛い。ひざは動かせない。動くとき泣きたくなる、いや、泣いてます。ひじは目が覚めるくらい痛む。ネコのたまがなでてと来るのがつらいほど。

夢も希望もなくなる。

(いや、ここで落ち込まない!)

と自分に一喝。

私のリウマチはかなりの重症だ。これ以上変形できるのかと思うくらいなのにどんどん悪くなるし痛い。どこの病院に行っても珍しがられるくらい。前の病院では、担当のドクターが、

「ほかのドクターにも見せたいんですが、、、」

と、遠慮がちに言い、ぞろぞろとドクターが現れる。

「すみません」といい、私の変形した手と足を手に取り見る。

(これで人の役に立つなら、、、)

と人の目を集め人気者にでもなったかのように変なところで喜ぶ私。

手術をした大学病院では手の写真をとりたいと言う。学生に見せたいらしい。私は写真を撮りたいなんていわれることがないので、得意になって、

「もちろんいいですよ、何なら足もどうですか。足のリウマチはもっとすごいんですが」

とまるで得意技でも見せるかのように一人でハイになってる。くそまじめなドクターがはじめて笑った。笑わせるジョークじゃなかったのに。でもうれしかった。

テレビでエンブレルのコマーシャルをよく見かけてた。

(どうせ私には効かない、、)

と、この間まで悲観的になって、コマーシャルにも敵対心で見てた。リウマチの先生も何も言わないんだものとひがんでたが、8月はじめのアポのとき思い切って聞いてみた。

「あのう、エンブレルとかいう薬は私には向いていないんでしょうか?」

すると、

「試してみますか?」

と軽く言う。

もっと早く聞けばよかった。これも私が自分のリウマチにちゃんと取り組んでいなかったせいね。

それですぐに検査をしエンブレルにOKが出た。

今週の火曜日病院に行ってきた。

ドクターは

「大丈夫ですよ。75パーセントの人が効果があるっていってますから、僕は楽観視してます」と言う。

(そうかな、他人事だもんね、私にも効くかな)

と思ったが、ここで悲観しても希望を捨ててもいけないと気を取り直した。私は手が丸まっててうまく使えないので、クリック式の「自動注入器(Auto Injector)」 というのにしてもらう。1週間に1回、50ミリ。初めてなので夫に手伝ってもらい、太もものできるだけ肉の厚いところを選んでやる。1回目、失敗。針が刺 さってなかった。2回目、今度はもっと強く押してクリック。すると10秒もしないうちに、カリッと言う音。注入が終わったと言うしるしだ。痛くなかった。 神様仏様どうぞ効いてくれますように。

誰でもいいからお願いしたかった。

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